出国税(国際観光旅客税)が2019年導入決定!何がどうなるのか調べてみた

出国税(国際観光旅客税)が2019年導入決定!何がどうなるのか調べてみた

出国税が導入されるというニュース、旅行好きなや海外出張が多い人なら一度は耳にして気になったニュースだと思います。私もそのうちの1人です。

出国税をシンプルな表現で書くならば、日本を出国するときに1000円を税金として納めてください。だと思うんです。

はい、1,000円払いますねー。で終わっちゃうのもいいのですが、そこは大人として、納税の義務がある日本人として、ちゃんと調べてみたいと思います。

今日はお堅めな出国税について、自分なりに理解していきたいと思います。

出国税の概要

出国税と呼ばれていますが、正式名称は国際観光旅客税と言います。この国際観光旅客税法が2018年4月11日に法案として可決成立したということです。

出国税

この法律の目的は、観光先進国実現に向けた観光基盤の拡充・強化を図るための恒久的な財源を確保するためと国税庁ホームページに書いてありました。
参考サイト:国際観光旅客税について|国税庁

私なりの解釈ですが、日本の観光資源の財源確保のために、日本を出国するときに追加で1,000円お納めくださいという認識でいいのかと思います。

出国税はいつから適用されるの?

出国税の適用開始日は、国税庁の該当ページによると、2019年1月7日以後に日本を出国するときから適用となるようです。

すごい細かいけど、知っておくと1000円お得(?)になるかもしれない出国税が適用にならないパターンがあります。

それが、2019年1月7日より前に購入・発券されたチケットであれば、2019年1月7日以後に出国する人には出国税がかからないということ。

つまり、チケットは2018年内に早く買ってしまえば、出国税の適用はいまのところなさそうという判断ができます。

なので、年末年始に海外旅行へ行く場合、2018年の年末に日本を出発する場合は、出国税はかかりません。

年末年始は外して正月明けの成人の日を絡めた3連休でちょっと海外旅行する場合、

あらかじめ2018年内もしくは1月6日までにチケットを購入して発券まで終わっていれば出国税はかからない。

1月7日にチケットを購入・発券される場合は出国税がかかる。ということなので、この時期のフライトだけはギリギリではなく、今年中に前もって購入することがそのときの出国税を免れられるということです。非常にややこしい!!

出国税の支払い方はどうなの?

これも国税庁のページに書いているのですが、出国税は、船舶又は航空会社が、チケット代金に上乗せする等の方法で徴収すると書かれています。

旅行代金に1,000円上乗せされているということですね。実質値上げです。

最初は日本を出国するときのイミグレか何かで1,000円を支払うのかと思っていましたが、これだと、イミグレの出国側は大渋滞間違いなし。せっかく自動化ゲートを積極導入しようとしているのに逆行するのは非常にナンセンスですから。

そこに出国する際に特別な手続きをおこなわずに代金に含まれて徴収されているのであれば、まだいいほうだと思います。

私は以後経験することはないと思いますが、プライベートジェットなどで移動する場合はどう対応するのでしょうか。ZOZOの前澤社長だったり、楽天の三木谷社長とかはプライベートジェットでいろいろと飛んでますし、そういう時はどう対応するのか気になります。

あとは確定申告などでの取り扱いも気になりますが、これはあくまで航空会社・旅行会社と税務署の間でのやりとりになっていそうな感じがします。

出国税は誰に適用されるのか

簡単な解釈をすれば、日本を出国する人全員ですね。仕事だろうが観光だろうが関係なく、日本を出国する人は1,000円ということですね。

一応、非課税となるケースもしっかりと記載されています。引用させてもらいますが、

  • 船舶又は航空機の乗員
  • 強制退去者等
  • 公用船又は公用機(政府専用機等)により出国する者
  • 乗継旅客(入国後24時間以内に出国する者)
  • 外国間を航行中に、天候その他の理由により本邦に緊急着陸等した者
  • 本邦から出国したが、天候その他の理由により本邦に帰ってきた者
  • 2歳未満の者

(注)本邦に派遣された外交官等の一定の出国については、本税を課さないこととする。

引用元:国際観光旅客税について|国税庁

となっていますので、日本人だけではなく日本に訪れた外国人も対象です。上3つよりも下3つの方が旅行や出張で大きく関わって来るところかなと思います。

乗継旅客の場合は主に外国人向けだと思います。日本に寄る予定がある外国人の友達がいれば、トランジットで24時間以内の滞在であれば出国税はかからないこと伝えてあげましょう。

天候を理由に日本を出発したけど戻ってきた場合ですね。これは飛んだけど戻ってきちゃったという悲しみが強すぎて出国税があーだこーだとか考えてられないかもしれません。

あとは2歳未満のお子ちゃまがいる場合ですね。

出国税導入で、実質旅行代金1,000円値上げ

税金だー税金だーというとちょっと堅苦しく思えますが、シンプルに、海外旅行の代金が1,000円高くなるということです。

出国で1,000円!と思えますが、飛行機を頻繁に利用される方ならばわかってくれると思います。空港税のような「後出しジャンケン、なんだこの費用は!?」という代金が決済途中で上乗せされていることを経験していると思います。その類の感覚でいることがいいのかなとも思いました。

マイルの海外特典航空券もたぶん最後に上乗せ

キャッシュでツアー代金を支払う、船舶代やフライト予約するときは1,000円上乗せで終わると思いますが、貯めたマイルを航空券に交換する場合もありますよね。

こういう場合の予想ですが、おそらく諸経費の内訳の中に 出国税 1,000円がアドオンされていると思います。

海外特典航空券は無料でフライトしているようで、現地の空港税とかは別途支払いをしているので、完全無料というわけではないんですよー。

出国税を過剰に意識せず、旅行代金が1,000円上乗せの気持ちがちょうどいい

税金を納めるって言葉にするだけでも暗い気持ちになってしまうのかは、日本の国全体の大きな課題ですね。

インバウンド需要が活発になってきた昨今、財源を確保してそれを有効活用してもらえればと思います。

そして、日本は素敵な国だなとか、また日本に行きたいな、というインバウンドのリピート率を高められればこの出国税の導入は成功したと言えるのではないでしょうか。

もっともっと国も旅行会社もこういうことに使われてこうよくなりました!という報告を積極的に発信していってもらいたいものです。

今回は出国税という今年話題となった旅行系のテーマに深く入り込んで見ましたが、とても勉強になりました。