【ベルギー旅行記】タリスでフランス・パリに1泊2日小旅行
今回のベルギー旅行は、ベルギーだけではなく、お隣の国であるフランスにも行きました。もちろん目的地は花の都・パリです。初めてのフランス、初めてのパリ。高速鉄道・タリスを使い、1泊2日というタイトなスケジュールでパリ観光を楽しんできました。
ベルギー・ブリュッセルからフランス・パリまで鉄道で1時間半
島国・日本だとなかなか体験することのできない、陸路での国境越え。私も経験としては2回目です。初めての陸路での国境越えは2017年9月にフィンランドからロシア入国です。パスポートコントロールと屈強な国境警察にドキドキした記憶があります。
今回は、ベルギーもフランスもシェンゲン協定加盟国なのでパスポートチェックはなしの入国です。
移動手段はヨーロッパのなかでもフランス・ベルギー・オランダ・ドイツを結ぶ高速鉄道であるタリスを使って、ブリュッセルからパリまで移動しました。移動時間は100分です。1時間40分で国を越えられると聞いてもなかなか想像できないのが島国であるがゆえの感覚です。
早朝の暗い時間にブリュッセルを出発
パリでの時間をたっぷりとりたかったので、夜も明けきらぬ時間にブリュッセルを出発します。とはいえ朝の6時なので。すごい早朝というわけでもないです。
ホテルからブリュッセル南駅まで歩いて向かいました。時間に20分くらいでした。ブリュッセルには北駅・中央駅・南駅と大きな駅が3つありますが、タリスが接続するのはブリュッセル南駅なので間違えないように!
高速鉄道・タリスでフランス・パリに出発
7時13分発のパリ行きのタリスに乗車します。予約は2ヶ月前に予約済みでしたので、そのチケットをコンコースの駅員さんに提示して乗車。定刻通りに出発しました。
タリスは日本でいう新幹線です。常時時速300キロくらいで走行する鉄道です。ブリュッセル南駅から目的地であるパリ北駅までノンストップで1時間半程度なので、本当に快適です。
車両には1等車両と2等車両があるのですが1等車両は軽食のサービスもあります。2等車両でもシートも広くのんびりゆったりと座れるシートです。
シートに関しての注意点として、日本の電車のように、進行方向に向かってくるっと回せるものではなく固定されています。なので、予約時の座席指定の際、進行方向と逆向きの座席を選んでしまっている可能性があるので注意してください。私はあいにく進行方向と逆向きのシートを選んでいたようです。
他にはバー車両があってそこでコーヒーやサンドイッチなどを販売していて、そこで食事している人もいました。
出発してすぐにチケットのチェックがあります。日本人だとわかると、良い旅を!と言ってくれました。こういうのすごく嬉しいですね。日本語で話しかけられると、日本語で返したくなってしまいます。ありがとう!とかいってきます!とか。
すぐにフランス入国、広がる田園風景
ブリュッセルからフランスの国境まではタリスで15分くらいでした。ぼんやりと日の出を眺めている間にフランスに入国していました。パスポートチェックがないので、「あれ??もうフランスですか?」という感じです。
車窓はずーっと田園風景です。小麦畑でしょうか。ずーっと見ているとなんだか北海道を電車で旅している感覚になります。ほんとのどかな風景です。日が当たって金色に輝く大地がなんとも素敵でした。
1時間半というのはほんとあっという間で、さっきまで広がっていた田園風景から形式が街並みに変わった途端にパリに到着です。ちょっとパリ遊び言ってくるわーの感覚で、国を移動できるんですね。
パリ北(Paris Gare du Nord)駅からパリ1日目スタート
時間に遅れることなく、パリ北駅に到着。
初めてのパリ、プラットホームに降りてから見える光景全てに上質なフィルタがかかった感じ。通り過ぎる人、置いてある看板、地面に転がるゴミくず。なんでもこれはすごいものなんだって思えてしまうのがパリなんでしょうか。
存分にパリの空気感に、飲まれたところでパリの名所をどんどん巡っていきます。ざっとこんな感じです。
モンマルトルの丘とサクレクール寺院
パリ北駅から一番近くて、歩いて行けるのがモンマルトルの丘とサクレクール寺院です。
ムーランルージュへはメトロで移動
サクレクール寺院からムーランルージュまではメトロを使って移動です。2駅くらいしか離れていませんが、積極的に公共の交通機関を使うほうが、そこにいる人たちの生活に入り込めているような気がします。
ちょうど、朝9時から10時くらいということで、パリも通勤時間帯でした。メトロ車内はそれなりに混んでいて、スリや窃盗に気をつけながらの乗車。リュックなどのカバンは前に。両手はある程度上のほうにあげておく。それを心がけてました。
ムーランルージュ自体は、中に入ることもせず、外観を見ておしまい。本来ならば夜に来たほうが、ライトアップされていてより豪華さを感じられるよと、妻に伝えられました。
個人的にショーを見たいなとも思わなかったので、今回は外観を眺めて終わりです。
メトロの10回回数券がおすすめ
メトロに乗る際、もちろん切符が必要です。メトロの料金は距離で運賃が変わることもなく一律の料金です。1回、複数の枚数、10回分と、まとめ買いできます。
細かい枚数を指定して購入するのもいいですが、それで不足したら、また切符を購入する必要が発生します。そういう手間は極力抑えたいです。そういう場合は、10回の回数券を買っちゃった方が考える手間も、足りないという状況も減らすことができて気持ちが楽です。
あと、パリを歩いてわかったことなのですが、パリの見るべきスポットは歩いて行ける距離が多いです。メトロに乗った回数は8回くらいでした。
余った切符はお土産にしてしまうというのもありです。
乗車して使った切符は回収されることなく、また改札を出るときにピョーンと出てくるので、未使用分と使用分がごっちゃにならないように、仕分けしておきましょう。
映画アメリで登場するカフェ・デ・ドゥ・ムーラン
ムーランルージュの近くには、映画・アメリで舞台となったカフェもあるよと教えてくれました。映画はあまり見ないほうですが、高校の時によくアメリ見ていたなぁと思い出したので、せっかくなので行ってみることにしました。
朝から何も食べていなかったので、そこでよければここらでブランチしましょう。ということです。ムーランルージュからは若干の上り坂をいきつつ、歩いて3分くらいで到着。
到着したものの、アメリでここが使われていたことは全く思い出せず、ただの素敵なカフェとしか捉えることができなかったのが残念です。
その向かいにあるPAULで朝食
最初は、このカフェ・デ・ドゥ・ムーランでブランチしようと思ったのですが、思いの外お値段が張ります。モーニングセットがあったのですが、一人当たり15ユーロくらいしたでしょうか。トーストと卵とコーヒーくらいでしたかね。なんか違うなぁと思いました。
そして、道を挟んで向かいに、PAULというベーカリーがありまして、そこのショーケースに入っているパンやマカロンがすごい美味しそうに見えるわけです。イートインができるし、誰かが席にいるわけでもなかったので、こちらで食事をすることにしました。
チーズとハムのバケットと、ピスタチオのマカロン、カプチーノをチョイス。これで10ユーロいかないくらいで収まっていたはずです。全然こっちでいいじゃん!という結論になりました。
マカロンは、日本で食べるマカロンと全くボリュームが違います。ずっしりとしていて、食べ応えあります。日本で食べるマカロンがもうカスカスで空気食べてるんじゃないかと思うくらいです。本当に美味しかったですね。
後から調べてわかったことですが、ちなみにこのPAULですが、日本にも店舗を出しています。そしてブリュッセルで宿泊しているホテルの近くにもありました。ラッキーなんだか、ちゃんと見とけという感じなんだか。
オペラ(Opera de paris)
腹ごしらえを済ませた私たちは、再び歩きます。オペラに向かいます。オペラ周辺は比較対象としては弱いかもしれませんが、銀座一丁目から銀座四丁目あたりの雰囲気です。
Google Mapを開いて歩いていく経路を調べて、のんびりと歩いて向かいます。途中、雑貨屋さんに寄って、なんかいいものないか物色したりしながら。こういう寄り道大好きです。
建物一つ一つが景観を損なわず、景観を豪華にしている
オペラ周辺に近づくと百貨店やらなにやら大きな建物が出てきます。その建物一つ一つがもうザ・ヨーロッパという感じで、もう感動です。
Apple Storeなんかもそうです。絶対ここで買うMacBookやiPhoneはおしゃれに違いないという外観。
ヴァンドーム広場
8角形の広場です。ココ・シャネルがこの広場にあったホテルに住んでいたという情報もあります。シャネルのプルミエールなど8角形のデザインであしらわれた腕時計とかありますが、それの由来はこのヴァンドーム広場からきていると言われています。
マリッジリングもこのプルミエールで、その由来となる場所に夫婦で来ることができたのには、なんか感動しました。
ヴァンドーム広場自体は、その場所に立ってしまうと8角形であることがわかりにくいのが正直なところです。こういう広場については、高いところから見下ろすほうがベターかもしれません。
ポンピドゥー・センター
この日は火曜日。パリの美術館のは軒並み火曜日が休みのため、その近くまで行っておしまいでした。翌日に再訪する予定です。
ホテルにチェックイン
ホテルはパリ1区のHôtel Elixir Paris (オテル エリクシル)に滞在しました。セーヌ川沿いに位置していているので立地は抜群。ノートルダム大聖堂もルーヴル美術館も徒歩で行ける距離です。
パリのホテルはそれなりにします。辺鄙なところでもそれなりなお値段することもあるので、ここはパリのど真ん中に拠点を構えた方が、あとあと楽チンなんですよね。
こじんまりとした佇まいですが、部屋は清潔で広かったです。コンセントもそれなりに数があったので、充電しなければいけない端末をたくさん持ち歩く現代の旅行スタイルにとってみれば最高の環境でした。
ブリュッセルを出発してから約10時間、PAULでブランチをとった以外は、ほぼ休みなく移動と観光を繰り返していたのでそれなりに疲れもたまります。ちょっとここらで休憩です。
セーヌ川を眺めながら
シャワーを浴びてゴロゴロしながら、フランスのテレビを見ていましたが、じーっとしているのもまぁそんなに続かないもんで、私はホテル周辺に何があるかとりあえず知っておこうということで、一人ふらりと外に出てみました。
道路一本挟んでセーヌ川が流れています。そこからの景色が気持ちよかったですね。観光船も走っているので、それに乗ってもいいかなぁとか、遠くにそびえ立つエッフェル塔をみて、東京タワーと比較してどっちがいいかなと考えてみたり、パリでしか経験できない時間を過ごしていました。
その後も周辺を歩き、みつけたスーパーで、お菓子と2日分の飲み物を買いホテルに戻りました。
ノートルダム大聖堂
休憩もほどほどに、日が暮れる前にノートルダム大聖堂に行こうとなりました。時間的に大聖堂の中に入ることはできませんでしたが、ズドンとそびえ立つノートルダム大聖堂に圧倒されました。
夕暮れの時間帯で、夕焼けでオレンジ色にひかる太陽光を浴びたノートルダム大聖堂はなかなかいい感じでした。ノートルダム大聖堂の中に入るのは翌日の朝にしようということで、一旦その場を離れて、この日の観光はおしまいです。
パリ1日目これにて終了です
その後夕食を食べ、21時過ぎにホテルに戻り、パリ1日目は終了。
朝早くにブリュッセルを出発し、パリ到着からみっちりと観光と買い物をしました。1泊2日の1日目にしては非常に濃い1日でした。今日はもうおしまいとなってからの疲れのどっと出る感はすさまじく、身支度整えて一瞬で寝てしまいました。
次の日も、この日ほどではないですが、まだまだパリでいけていないところがあるので、そこを中心に回っていきます。
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