イスタンブール〜パリ一人旅 – ストラスブールとナンシーを歩く一日(14日目)

イスタンブール〜パリ一人旅 – ストラスブールとナンシーを歩く一日(14日目)

イスタンブール〜パリ一人旅 14日目(2019年7月8日)。前日も見て回ったストラスブールをもう一度みて回ります。その後、ストラスブールから西へ約150kmの街、ナンシーに向かいます。

Petit Franceをもう一度

昨日もみて回ったストラスブールをもう一度。日曜日だったことで存分に楽しめなかった分を取り戻します。時間は昨日よりも少ないので、ノートルダム大聖堂とセン・トマ教会の内部には入りたいと思います。しかし天気は少し曇りがちな天気ですが、雨の心配はなく、でもTシャツにハープパンツの組み合わせだと少し肌寒い1日です。

水路沿いの街並みが美しい

ノートルダム大聖堂に向かう前の道順では、必ず水路を渡る必要があるのですが、その水路沿いの景色が非常に美しいです。この地方の特有の建築によって建てられた建物の雰囲気、壁の色味、石畳、緑、水路、橋。これらが全てあってこそ織りなす景色が非常に素晴らしかったです。

フランスの地方都市のイメージはこれまで全く持っていなかったのですが、パリとはまた違う素敵な街がたくさんあるんだろうなと思いました。今回は北東側・アルザス地方の都市ストラスブールにきましたが、南フランスやスペイン国境あたりなど、他のフランスの地方都市にも行ってみたいと思いました。

再びノートルダム大聖堂(ストラスブール大聖堂)

景観を存分に楽しんだところで、再びノートルダム大聖堂にやってきました。昨日もみた景色なのですが2日連続、何度見てもこの姿には圧巻させられることでしょう。素晴らしいです。

午前9時過ぎではありますが、内部にも入れました。荷物チェックを簡単に行って、内部に入ります。入場料はありません。

中に入るとまたすごい。すいません、語彙力なくて。でも本当にすごいんです。写真を載せておきますので、少しでもこの雰囲気やノートルダム大聖堂の素晴らしさが伝われば幸いです。

ノートルダム大聖堂の聖堂内に20〜30分ほど滞在しました。静かな空間なので、とても落ち着きます。ガイドさん付きの簡単なツアーもありましたが、そういうのは使わず、自分のペースで自分の感性でノートルダム大聖堂の雰囲気を楽しむことができました。

サン・トマ教会

次はサン・トマ教会。こちらは、ノートルダムとはまた違った趣の教会でした。教会の中心には十字架ではなく、何かの服を模したオブジェがありました。服のようなのですが、なんなのでしょうかね。

ストラスブールをお散歩観光

このあとは、ストラスブールの中心部をウロウロと歩きました。どこを切り取っても画になるのがストラスブールの景観です。ストラスブールに限ったことではないですが、建物に黄色を使っても浮かないと感じるのは私だけでしょうか。日本で、黄色い建物があると、心なしか浮いちゃってる感じがしてなりません。

街を散策しつつ、昨日はほぼ全ての店が休みだったところ、今日は午前中から営業していることを確認したので、見て回りたいお店があり、それを2軒ほどを見て回りました。ウィンドウショッピングです。そして、毎度のことながらスターバックスでブログの更新をして、荷物を預けていた宿泊先に戻りがてらストラスブールの街並みを楽しみました。

ストラスブールからナンシーに移動

午後は、電車を使ってストラスブールからナンシー(Nancy Ville)に移動します。ストラスブール駅で簡単にランチをして、出発する電車を待ちます。出発する10分前に電車はプラットフォームに入線。3番線でした。席も広くゆったりした鉄道旅になりそうです。

ナンシーまでは直通の電車なので、今回は前日のシュトゥットガルトからストラスブールまでのように何度も乗り継ぐ必要はありません。

ナンシーに向かって出発

ストラスブール駅を定刻14:19に出発。途中の停車駅は、

  • Brumath
  • Saverne
  • Lutzelbourg
  • Sarrebourg
  • Luneville

と続いて、ナンシーに到着します。約1時間半の電車旅です。

ヨーロッパの電車の仕組みはよくわかりませんが、どの電車もかなり高速で運転します。東京でいうの山手線や京浜東北線、湘南新宿ラインのような近隣をたくさんの電車が2分〜5分おきに走るというような電車は見かけません。もしかするとトラムがその役割を担っていて、電車は郊外や遠くの街を結ぶ役割に徹しているのかもしれませんね。

車窓は田園風景と街を交互に繰り返す感じ。この旅の電車移動ではよく見る光景が続きました。

ナンシーに到着

順調な1時間半の電車旅はあっという間に終わり、ナンシー駅に電車は到着。乗車した電車の終着駅だったのでストレスフリーでナンシーに来ることができました。

ナンシーに到着しての第一印象は、思ったより都会だということでした。ナンシーについてもほとんど調べることなく、勝手にフランスの田舎町という思い込みをしていましたが、全然そんなことなかったです。立派な街、しっかりとした地方都市の都会という感じで、すごく過ごしやすそうな印象を受けました。

ナンシーに訪れた目的

今回、フランスのナンシーに2泊するのですが、それにはちゃんとした理由があります。

それは、7月6日から開幕したツール・ド・フランス2019の第4ステージのゴール地点がナンシーで、今回の一人旅を計画していた時に、自分の旅行するルートと、ツール・ド・フランスの日程とルートがちょうど近いということもあり、一番滞在しやすくて、見応えのありそうな場所がナンシーだったというわけです。

イスタンブール〜パリの一人旅をするのも大きな目的の一つですが、ツールドフランスを生で観戦するのも今回の旅の大きな目的の一つなのです。ウィーンからシュトゥットガルトを経てストラスブールに滞在していたのも、7月9日には確実に、ナンシーに滞在できるようにするための旅程だったというわけなのです。

ゴール地点まで下見しに行く

とりあえず明日はゴールみたいので、とりあえずゴール地点になるであろう場所まで、歩いて行ってみます。宿泊先でゴール地点とそれまでのルートマップをもらったので、それとGoogle Mapを照らし合わせて、地点を登録して歩きました。宿泊先からゴール地点までは徒歩で20分くらいでした。明日迷わず行けるようにしないといけませんね。

また、明日のゴール予定時刻は17時ごろですが、その2時間前からキャラバン隊というツールドフランスをスポンサードしている企業だったりが準備した車が選手が通過する約2時間前にはお土産になるようなものをばらまいて同じコースをパレードランしていきます。

そこからいる予定なので、明日は15時からずっとゴール地点にいる予定です。でもどれくらい人が来るかわからないから、もっと早い時間にはゴール前にはいようかと思います。そのためにナンシーに来ているのですから、それぐらいの覚悟でいきたいと思います。バッテリーが持つか心配!

改めてナンシーの街を観光します

明日はツールドフランス一色になる予定なので、実質今日だけがゆっくりとナンシーを観光できる日です。ナンシーを回れるだけ回りたいと思います。本当に日が長くて、22時ごろにならないと暗くならないので、明るい時間いっぱいまで観光できるのですが、体力が追いつかないので、明るいうちには部屋に戻ろうと思います。

ナンシー大聖堂 Cathédrale Notre-Dame-de-l’Annonciation

ツールのゴール地点から歩いて一番近かったのがこのナンシー大聖堂。ここに向かっている途中、18時を回ってしまったので、おそらく閉館してしまったのではないかと思われます。内部に入ることはできませんでしたが、18時の鐘の音を聞くことができました。

スタニスラス広場からその一帯

ナンシー大聖堂を背に通りをまっすぐ行くと、一つ大きな広場に出ます。それがスタニスラス広場です。スタニスラスの銅像を正面に背景にあるのが、Hôtel de Villeという施設。名前にHotelとは行っていますが、宿泊ができるわけではなさそうです。

スタニスラスの銅像もこの時ばかりは、ツールドフランス仕様になっていてマイヨジョーヌを身にまとっていました。かっこいい。青空に黄色はバッチリ映えますね。

スタニスタス広場から門がある方に進むと(スタニスラス像を背にする)と門があります。この門はArc Héréという門で、そこからまっすぐ伸びている道は、カリエール広場。カリエール広場は世界遺産担っている広場です。突き当たりに堂々と建っている建物が宮殿のようです。

宮殿がどんつきになるので、左に曲がると見えてくる教会が、サンエプヴレ教会と読むのかな? Basilique Saint-Epvre という教会です。こちらも大きいです。時間的に内部を見学することはできませんでしたが、外観だけでも素晴らしいものでした。

今日のナンシーはここまで

ここから宿泊先に戻るときに、買い物が楽しめる通りにぶち当たりました。ナンシー駅の周辺に観光スポットも買い物スポットも集まっています。今日もストラスブール観光し、移動、そしてナンシーもゴール地点下見と観光と盛りだくさんだったので、今日は終了です。

今日はいきませんでしたが、スタニスタス広場からカリエール広場を抜けて右に入ると大きなペピニエール公園(Parc de la Pépinière)に入ることができます。ここの公園も敷地面積がかなり大きな公園のようなので、いけたらいいな。ツールが終わった後行けるかな?と行ったところです。

明日のツール観戦に向けて、体力と体調をしっかりと整えたいと思います。