【2019GW 10連休】平成から令和 ポルトガルまでの旅 – リスボン編②(5日目)

【2019GW 10連休】平成から令和 ポルトガルまでの旅 – リスボン編②(5日目)

旅は5日目、日付は2019年5月1日。遠く離れている日本では元号が平成から令和へ。日本から遅れること7時間、ポルトガルでも5月1日になり、起きて早々、InstagramにHappy New Eraとストーリーを送りました。さて、リスボン滞在は2日目。最高の天気のなか、この日もリスボンを練り歩きます。

ちなみにですが、このGW中、香港・ドーハ・バルセロナ・リスボンといろんなところに立ち寄ったりトランジットしていましたが、テレビでも世界的に日本の元号が変わること、天皇が変わることは大きなニュースとしてで取り上げられていました。

まずはサン・ジョルジェ城へ

バイシャ地区から高台を望むところに城壁が見えるのですが、シンプルに言えばそれがサン・ジョルジェ城。ポルトガルの記念建造物として認定されています。リスボン到着からずっと見えている高台の城だったので、無視はできないなということで、午前中の体力があって元気なうちに歩いていってみることにしました。

リスボンの地形はすり鉢状

リスボンのこのエリアは特にそうなのですが、街の中心部から平坦なのですが、海抜は低く、両サイドにかけて一気に高さが出てきます。街全体が大きなすり鉢のようにになっています。

そのため、中心部から少し離れるとすぐに急勾配の激坂が登場。伴い階段も多いです、坂道は10%は軽く超えているレベル(つまり急勾配)。街中にあるエレベーターもこの急勾配に対応するべく建設された生活の一部なのです。

急勾配でありつつ、道も狭く、カーブも多いし、足元は石畳。ただでさえ坂を登っている足は暗闇系バイクフィットネスに通っていても悲鳴をあげそうになります。雨の日の下り坂は非常に危険だなと思いました。

そんな急勾配の坂を登りながら、サン・ジョルジェ城に向かっていきます。

日本は改元したけれど、世界的に5月1日は…

今年のゴールデンウィークは5月1日が改元により祝日でわーい10連休となりました。でもです、特別な祝日になったのは日本だけですが、世界での5月1日をふと考えてみると、いわゆるメーデーなんですね。労働者の祭典と言われるもので、世界的にも休みになっていることの方が多い日です。

サン・ジョルジェ城までの激坂を登っている間、そのことがふと頭の中を通過していきました。まさか入場できない何てことないよねー。一生懸命歩いたんだから。とえっちらおっちら登ります。

しっかりとフラグ回収

宿泊先からゆっくり登ったということもあり30分くらいかけて、サン・ジョルジェ城の前までやってきました。開門が10時のところ、9時50分に着く、10分前行動が染み付いている結果です。まだ10分あるし、日本とは違って10時を過ぎてからゆっくり開門するんだろうなぁと思って、周辺を散策。

いち観光地の周辺でありながら、生活道路でもあるので、住んでいる人は大変だろうなとも思ったり、全ての路地が素敵な光景にみえたりと、30分かけて激坂を登ってきて間違いなかったです。

周りをぐるりと1周して、再びサン・ジョルジェ城の前に戻ってきました。近くのお土産屋さんは開店しています。肝心のサン・ジョルジェ城のチケット売り場は一向に開く感じがしません。

その様子を観察していると、一枚の張り紙をみて笑う観光客。どれどれと確認してみると5月1日はお休みと書いてありましたー!!メーデーメーデー!!

中には入ることができませんでした。この高台から望むリスボンの街並みを拝みたかったですが、反対側の高台もあるので、そっちからにすればいいかという結論になりました。激坂を今度は下ります。

激坂を下り、リスボン大聖堂へ

サン・ジョルジェ城から激坂を下り、次に向かったのはリスボン大聖堂。リスボン大聖堂はリスボンのエリアで最も古い教会だそうで、リスボンの歴史を常にここから見届けていた場所として行くことにしました。

ヨーロッパに来ると、よりたくなってしまうのが聖堂です。昨年秋のベルギー・フランスの旅行の時も、聖堂にはたくさんいきました。あの大きくて静寂な空間に入り、心を落ち着かせ、目を閉じ祈る。この時の神聖な時間が好きです。すごく安らぎます。いろいろな像や絵画、ステンドグラスをじーっと見てるだけですが、それが好きなんです。

リスボン大聖堂も中に入り、これまでと同じようにゆったりと過ごしました。天気も良く、太陽光がステンドグラスを綺麗に照らして何とも美しい光景でした。

リスボン大聖堂の隣には、サント・アントニオ・デ・リシュボア教会があったみたいですが、それには全く気付かずにスルーしてしまいました。

トラムに乗ろうとは思いませんでした

リスボン観光の醍醐味の一つは、リスボン市内を縦横無尽に走るトラムだと思います。黄色いトラムは走る観光スポットみたいな形で、お土産のモチーフにもなるくらいですし、観光客の移動手段としても、市民の生活の足にもなっているものだと思います。

でも、私たちは今回のリスボン滞在中は一度も、このトラムに乗車しませんでした。乗り方がわからない、調べていないという理由も一つありますが、なぜかトラムに乗って移動するよりも、たくさん歩いて移動して、たくさん坂を登って移動したくなるんです。

歩いて巡りたいリスボン

私たちの旅のスタイルとしては、何時にここ、その次は何時にここ、これに乗って移動して、お昼はここで!という感じではないので、気まぐれだったり偶然だったりです。メインで回るべきスポットですらスルーしたり、興味がなかったら行かないし、食べないし。自分たちの趣くままに回りたいタイプです。

だからなのでしょうか、このリスボンという街は、乗り物に乗って短距離を移動するよりも、歩いてゆっくり楽しみたいという感じになっていたのでしょう。

1往復メトロに乗る以外は、全て徒歩で移動しました。トラムは乗らなかったけど、可愛いフォルムだったので、何枚か写真に納めました。

テージョ川沿いを歩いてリベイラ市場へ

前日もコルメシオ広場の方まで歩いて行きましたが、その先にあるのは海ではなく、テージョ川。大きな川です。

川ではあるものの、天気の良さや気候・日差しの感じから、すごいビーチサイドのような雰囲気になっていて楽しいです。プールサイドにあるベッド見たいのに寝転んで昼からお酒を飲んだり、日焼けを楽しんだり、ランニングしている人もいれば、サイクリングしている人もいる。素敵な休日感があふれています。テージョ川沿いだけで1日のんびり過ごせてしまう勢いでした。

さて、午前中は歩きざんまいで、お腹もすいてランチもそろそろという感じだったので、このままリベイラ市場に向かいました。

リベイラ市場でランチタイム

コルメシオ広場から駅の方に少し歩いて、道路を渡れば、リベイラ市場に到着。リスボンもコンパクトに見所があるので、歩いて回りやすいのがいいところです。

ここで、ランチタイムとします。ここのフードコートが広くて、お店もたくさんあります。ぐるーっと座席全体を見渡すと観光客が大半でした。

そして、また貝を食う

何食べようかなと考えた時に、どうしても魚介類が欲しくなるわけで、またしてもここで牡蠣をいただきました。

日本で牡蠣を満足いくくらい食べると、それなりにお値段しますけど、そこまで高くなく食べられるのがヨーロッパのいいところだと思います。ムール貝もやたらと食べているなぁ思っています。

あとは、ポルトガル名物のクロケット。コロッケですね。日本で食べるコロッケとはちょっと違う感じ。ジャガイモの種類も違うのがあるのでしょうけど、口の中の水分は持ってかれました。

あとはエビのフリッターと、シーフードリゾットをいただきました。美味しかった!

のんびりランチして、のんびり広場で休憩して、また歩く

お腹いっぱいになったら、少しゆっくりしたくなったので、リベイラ市場の横にちょっとした公園のベンチで休憩。天気もいいので日光浴している人もたくさんいました。晴天のもと飲むビールはさぞかし美味しいことでしょう。

私たちも真似したかったですが、もともとお酒も強いわけでもないし、酔っ払って眠くなってしまったら、たぶんそのまま部屋に戻って日没を迎えてしまうことになるので、控えさせていただきました。

歩いて中心地に戻りながら、パステル・デ・ナタの連続攻撃

今日はランチタイムを過ぎたところで、1万歩越え。激坂も登ったり降ったり、歩き回っているので、ランチタイム直後ではあるものの、なんかデザートも食べたくなります。

ということで、ガイドブックにも載っているし、いろんな旅行ブログやメディアにも載っているパステル・デ・ナタのお店に向かいます。

途中、リスボンショップ的なお土産やさんを物色しながら、リベイラ市場から15分〜20分くらい歩いたでしょうか。結局はトラムを撮影したところに戻る感じでお店を発見。

Manteigariaのパステル・デ・ナタ

今回のパステル・デ・ナタは、Manteigariaというお店のナタを食べました。もちろんテイクアウトして食べ歩きも可能ですが、立ち食い蕎麦屋の感覚でスタンディングで食すこともできます。喉が渇いていたのと、ちょっと立ち止まって休みたかったので、店内でスタンディングを選択。店内だともれなく、ナタの作っている工程を見ながら食べることができます。

Manteigariaのパステル・デ・ナタの感想は、カスタードクリームは濃厚というよりもさっぱりめな感じ。すごい甘いというわけではなく、全体的にさっぱりとまとめた味でした。

Manteigariaの場所はこちら

この旅で一番美味しかったパステル・デ・ナタはFabrica da Nata

1日中歩き回って、明るいうちに部屋に戻ることにしました。その帰り道の途中、宿泊先の近くにあるナタの専門店があるのはポルトガル初日に把握していました。けっこう人も入っていて繁盛しているのがよくわかる感じです。これは何処かのタイミングで買って食べるしかないという決意のもと、さっきナタを食べたにも関わらず、またナタを買う私たち。

今度はテイクアウトにして、部屋に戻って食べることにしました。

写真ばかりもいいですが、気になるお味の方は、それはそれはカスタードクリームは超濃厚。さきほど食べたManteigariaのナタよりも味も濃く、食べ応えがすごい。

この旅一番のパステル・デ・ナタに出会いました。二人ともこっちのパステル・デ・ナタの方がお気に召したようで、翌日もここのナタを大量購入して、部屋で小腹が空いたとき用にストックにしていました。

箱もポルトガルっぽさもありながら、デザインがおしゃれでカッコいい。

Fabrica da Nataの場所はこちら

この日のリスボン観光は終了

Fabrica da Nataのパステル・デ・ナタでこの日のリスボン巡りは終了です。スーパーマーケットに寄って、今日の晩ごはんの食材を買い足して、晩ごはんの準備をして(くれました。ありがとう)、食事をして、部屋でゴロゴロしていました。

けっこう歩いたこともあり、疲れでベットルームで寝転んでいたらそのまま寝落ちしていました。当然、電気つけっぱなし、テレビつけっぱなし、窓開けっぱなしのダメな1日の終わりかたをやってのけました。

リスボン3日目は、口ずさみたくなる日本の有名なCMのロケ地になったところに行きます!!

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